2020/10/07 18:31

もんぜん屋に

お立寄りくださりありがとう御座います



秋分の末候

「水始めて涸れる」

10月3日~7日ころ

たわわに実った稲穂の収穫の秋

稲刈りに取り掛かるころ



実りの早い「早稲」から

遅い「晩稲」まで収穫の時はまちまちですが

十月はあちこちの神社で

「抜穂祭」がおこなわれます

禊などで

お世話になっている伏見稲荷さんでは

「十月二十五日」が抜穂祭です


この稲藁と稲穂は十一月の

「火焚祭」と「新嘗祭」に使われます



稲の語源には

「命の根」と言う説と

「飯根(いいね)」から来た説があるようです


米は古くは「オソシネ」と言っていましたが

その「シネ」を「ヨネ」に言い換えたとか

吉の「よ」と種の「ね」を合わせたとか


「メシ」と言うと乱暴ですが

「召し上がる」の略されたものだとか

(。´・ω・)? へえ~



刈り入れが始まれば新米が出回るけど

新嘗祭が終わるまでは

新米は食べないのが本当だった

神様より先に食べないんだね



新米という言葉は

新人と言う意味にも使われますが

本来は「新前」って言う

商家では奉公人になったばかりの

新人の前掛けは新しい物だから「新前」

ベテランは年季が入っている物だ


それでは皆様

またのお越しをお待ちしております m( _ _ )m

 ― もんぜん屋 女将 ―